黄昏ミントティ

SFサウスベイ在住女のメモ帳

コンロの火を点せなかった

年末。ヤポンカなりに大掃除をするべきなのだろうが、引っ越して半年くらいしか経っておらず1年の汚れが積もっているわけではなく、どうせまた半年後に追い出されるのだろうと思うと、その時に掃除すればいいやとあまり乗り気ではない。そう今年の夏、当時住んでいた家から追い出されてしまったのだった。当時の大家さんから通達が来たあと幾つか内見に行き、そのうち最初に見た物件に現在入居している。内見時にあちこち電気が通っているかなど確認をしていると、ガスコンロ上にある電子レンジ付属の換気扇から変な音がする。入居前に新しいのを入れてくれる予定が色々と運が悪く、入居後しばらくの間換気扇がない状態であった。

換気扇付き電子レンジというのは日本に住んでいると想像し難いが、北米の家では良く見かける。Googleの画像検索で一番最初に出てきた結果を貼っておく。

北米でよく見かけるタイプのガスコンロ。
電子レンジの下から吸った空気はどこへ行くのかというと施工によって変わる。2タイプあり、外に繋がる排気口へキチンと逃げていくタイプと、換気扇入り口のフィルターを通過した空気がそのまま電子レンジ上部の隙間から排出されるタイプがある。フィルターで捕まえられる物質は高が知れているので後者タイプの存在意義は謎である。むしろ掃除の手間を増やしているのではないか。

以前の家の火災報知器が油煙に非常に敏感で、ガンガンに火を使って油炒めなどしてしまうと、換気扇を回しているのにもかかわらず火災報知器が鳴っていたものだった。今思うと空気を循環させる系の換気扇だったかもしれない。その度に料理を中断し換気し……ということがあったので、換気扇なしでの火の扱いは怖い。この国の外食は高いし、ファストフード漬けも考えもの。なんとかして火を使わずに自炊できないかとあれこれやってみたのであった。導入される換気扇は換気扇単体なのか、それともいつもの電子レンジに付随する換気扇なのか、情報が錯綜してよくわかっておらず、電子レンジの購入を渋っていたのも調理をハードモードにしていた原因かもしれない。

電気オーブンは持っていたので、それで温められそうな食べ物をコスコで探すことにした。手に入れたばかりの会員証を握りしめ。ちなみにコスコの最後のエリアにある食べ物も何回か食べたが、自宅ごはんではないし普通に安くて早くて旨いメシなので割愛。

お肉コーナーのオーブン調理できる商品を眺めていたら破格の値段を発見。チキンレッグ8本で5ドル。これを数日間に分けて食べた。

コスコのチキンレッグ。8本でと言っているがもう食べてしまって半分くらいしかない。

初日は冷凍のTater tots(要するに揚げたイモ)といつものキャベツを添えて。

チキンレッグ2本とTater totsと赤キャベツ酢漬け。

しかし既製品ばかり食べるのは難しい。なんとか調理する方法を考え、15年くらい選手のレコルトの電気鍋をまず取り出した。これの先々々々代くらいの商品ではないかな……プレートと、鍋に敷く網が付属がついているため、焼き茹で蒸しの3種類の調理ができるスグレものだ。現行のはもっと機能がついているらしい。窓の近くに置いて調理。

昼間は1人で鍋にインスタント麺を半分ずつ入れてラーメンにした。なんとタンパク質源はコスコのチキンレッグ。骨から出汁が出ているような気がする。

電気鍋の中に野菜とコスコのチキンレッグが入っている。これから辛ラーメンを半分ずつ入れる様子。

日系スーパーニジヤで買った牛肉ですきやきも良い。都度お肉が焼けて硬くならず最後まで美味しく食べられるのだ。

すき焼き。この鍋は適任だと思う。

韓国スーパーのお肉で焼肉大会もした。これもとても良い。ご飯は牛角リスペクトで韓国海苔(ハナマサで買って持ち込み)と温泉卵付き。温泉卵はインスタントポットで作ると楽。そういえば、写真のキムチはお肉と同じく、サニーベイル(ほぼ市境)の韓国スーパーのデリコーナーのもので、塩加減がちょうど良く美味い美味い言いながら食べたものだった。今ではコスコの宗家キムチで満足してしまっている(こちらも美味しい)

左:肉と野菜を電気プレートで焼く様子。右:ご飯や小鉢など。牛タン美味しい。

インスタント麺を食べた後に、冷凍のエビ餃子を蒸して食べたこともあった。この餃子はRoyal AsiaのHa Caoで、Safewayやコスコに置いてある。

ラ王を食べた後にのんびり蒸しエビ餃子を食べた回。

こういうのを続けていくと別のテイストの料理も食べたくなってくる。ここで役に立ったのがインスタントポット。私は牛すじを下茹でしたものを冷凍しており、それと玉ねぎと合わせてカレーにした。牛すじは圧力調理済なので、玉ねぎをソテーモードでひたすら炒め、そのまま冷凍牛すじを投入し、少し水を入れてルーを加えた。

インスタントポットでカレー。圧力調理はせずに、ひたすらソテーモードで玉ねぎ炒めとカレー作りをした。

また、パスタが作れるという噂を聞いてクリームパスタを作ってみたこともあった。

食材たち。左:玉ねぎ、にんじん、蟹缶、クリームシチューのルー1/4. さらにネギも加えた。右:テスコのパスタ。スロヴァキアで買って余ったモノを持ち帰ってきた。さすがはEU, イタリア製のパスタである。
ソテーモードで食材をバターで炒め、適当な頃合いに水とパスタと蟹缶を入れて圧力調理。最後にルーを入れて水気も少し飛ばしたと思う。
左:ソテー最中のインスタントポット。右:3分の圧力調理(圧力がかかってから3分)の設定。
美味しくできたがフライパンで作った方が簡単なのでもうやりたくない。
パスタ完成。

コンロを使わない器具といえばたこ焼き器。というわけでたこ焼きもした。具材はタコではなかった気もするが無難にタコだったような気もする。覚えていない。

ごく一部界隈で人気のたこ焼き。

などとやっているうちに新しい換気扇が家にやってきたのであった。火が使えるようになってザブザブ麺を茹でていたら、今度はキッチンの排水がおかしくなってまた不便を強いられていたのは別の話。